プロとして生き残るために

実務翻訳者として生き残るためには、どうすればよいのかを紹介します。

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実務翻訳で求められるもの

クライアントの希望する用語とスタイルを用いて、正確に、限りなく完成度の高い訳稿を、指定された期限内で確実に仕上げることです。
実務翻訳はビジネスの現場と直結していることが多いため、守秘義務と納期の厳守は鉄則です。
スピードの面で言えば、和訳で1日10枚、英訳で1日5枚程度はこなせないと仕事としては成り立ちません。

語学力+専門力で勝負

抜きん出た日本語力と外国語力に加えて、しっかりした専門分野の知識も、実務翻訳者としての前提条件です。
科学技術、医療、法律、特許など、特に専門性が高い分野では、たとえ日本語で読んでも、門外漢にはとても理解しがたい文書がたくさん出てきます。
クライアントが業界用語集や辞書を提供してくれたりもしますが、翻訳者自身に基礎知識がないと歯が立たない仕事が多いのが現実です。
その点、実務経験のある人は有利といえます。
ただし、特定分野の専門家や実務経験者でなければ、実務翻訳ができないのかと結論づけるのは早計です。
実務翻訳の需要は、極めて広く分散している点に注目しましょう。

翻訳の仕事には2種類ある

一つは、時間がかかっても、クオリティの高い繊細な訳が求められる仕事。
もう一つは、多少雑でも構わないから、とにかく速く、大量に訳して欲しいという仕事です。
前者は市場が極めて小さく競争も激しい。
後者の仕事は市場は大きく、割と誰でも入っていきやすい。
しかし、量と速さが勝負の仕事ばかりやっていたのでは、5年も持てばいいところ。
やがて消耗してしまい、翻訳者としての限界が来るか、本人が嫌気がさしてやめてしまうかのどちらかです。